参加者募集 “Haram Document Seminar with Prof. Dr. Konrad Hirschler”

2024.12.24

グローバル地中海地域研究アジア・アフリカ言語文化研究所拠点(代表:近藤信彰)では、Konrad Hirschler先生(ハンブルク大学)をお迎えし、ハラム文書講読セミナーを開催いたします。本セミナーは、科学研究費基盤B「ハラム文書に含まれるペルシア語文書の解読と研究」(代表:川本正知)との共催で行われます。

ハラム文書は、エルサレムのハラム・アッシャリーフで1974年に発見された中世のアラビア語・ペルシア語文書群です。大多数は14世紀のエルサレムに関するアラビア語文書群――シャーフィイー派のイスラーム法廷文書で、これまでDonald Little、Christian Müllerらによって研究されてきました。Hirschler先生は新発見の文書を加えた新たな目録を2024年に刊行されました。ハラム文書を含むさまざまな文書・写本を利用して優れた業績をあげられているHirschler先生から、直接、文書の解読の手ほどきを受けることができる貴重な機会となります。

なお、参加条件は、アラビア語既習であり、中世のアラビア語文献の読解経験のあることとします。初めて文書史料に触れる方や大学院生、若手研究者の皆様も歓迎いたします。本セミナーがアラビア語文書史料に触れるきっかけとなり、将来の研究の一助となることを期待しております。

参加希望者は以下のフォームからお申し込みください。締め切りは2025年3月3日(月)正午です。皆様のご参加をお待ち申し上げます。

ハラム文書講読セミナー

日時 2025年4月19日(土)13:30–17:30
場所 東京外国大学アジア・アフリカ言語文化研究所マルチメディア会議室(304)
講師 Prof. Dr. Konrad Hirschler (ハンブルク大学)
使用言語 英語(通訳なし)
参加費 無料
要事前登録
 ※2025年3月3日(月)正午までに事前登録をお願いします。
  登録フォームは、こちら
共催 人間文化研究機構グローバル地中海地域研究アジア・アフリカ言語文化研究所拠点;科学研究費基盤B「ハラム文書に含まれるペルシア語文書の解読と研究」(代表:川本正知)
問い合わせ gmed.ilcaa[at]gmail.com  ※[at]を@に変えてください。

ハラム文書については、以下の二つのカタログが出版されており、オープンアクセスになっています。

Littleのカタログにある900点弱の文書のマイクロフィルムがデジタル化され公開されています。一つ一つのファイルが1G超と大きいのでダウンロードの際にはお気をつけください。